インフルエンザが流行っています。

  • 2016年01月29日

 インフルエンザについてお話しします。

 インフルエンザとはウイルスの名前です。
 インフルエンザウイルス、香港A型とか言いますよね?

 これは、香港で最初に発見されたA型のウイルスという意味です。
 A型とか、B型とかは、ウイルスの中のたんぱく質の種類を言っています。
 
 インフルエンザは一応、風邪に分類されます。
 特徴は、感染力が強く流行性が高いことと、感染した場合、通常の風邪よりも症状が強く出るということです。

 初期症状は、強い寒気、軽度の頭痛、のどの痛みなどです。
 続いて、強いのどの痛み、高熱、激しい頭痛、目の痛み、鼻炎や鼻水などが出てきます。
 その後は、咳に移行したり、腹痛や下痢になることもあります。

 今回は、西洋医学の治療方針を述べておきます。
 一応、風邪の分類になりますので、それぞれの症状を抑える薬が出ます。
 
 タミフル、リレンザ(抗インフルエンザ薬)
 解熱鎮痛剤
 鼻水を抑える薬
 咳を止める薬
 などなど。
 
 タミフルやリレンザが唯一の治療薬とされています。
 ですが、効能効果として承認されている内容は、服用しないケースに比べて、回復が1日程度早くなるという程度です。

 その他の薬は、症状を抑えるための対症療法になります。
 最近では強い解熱剤は出されないようで、ほとんどがアセトアミノフェン(カロナール)というものが出されます。
 抗生物質が出されるケースもあるようですが、抗生物質は細菌を退治するものであって、インフルエンザはウイルスですから、全く効き目はありません。

 予防接種の注射についても述べておきます。
 まず、予防接種はあくまで“予想をもとに作られたワクチン”であることを理解しなければなりません。

 つまり、今年は香港A型が流行るだろうから、それを前もって注射しておこうということです。
 予想が外れれば、全く効果はありません。
 
 それから、A型のウイルスはすぐに変異します。
 変異してしまえば、もう違う種類のインフルエンザウイルスですので、その新しいウイルスにたいしてのワクチンを注射しなければ意味がないということになります。

 結局いたちごっこにならざるおえないということです。
 こういうことをしっかり理解した上で、それでも必要と思うならば予防接種をしましょう。

 次回は、東洋医学的な立場でお話しします。

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