肺臓について

  • 2017年04月12日

 今回は肺についてです。

 肺の働きは、呼吸をして空気中の酸素を取り入れて、二酸化炭素を排出するガス交換です。
 人間は酸素を消費して、食べた物を燃焼させエネルギーを作っているのですね。

 東洋医学では、肺の働きをどのようにみているのかを解説します。
 大きな役割は2つです。

 一つは“主気”(しゅき)です。

 これは、呼吸をつかさどると言う意味です。空気の“気”を取り入れる臓器ということです。西洋医学的な考え方と同じです。

 もう一つは主通調水道(しゅつうちょうすいどう)です。

 “主気”とか“通調水道”とか聞きなれないと思いますが、中国語をそのまま日本語にしているからです。日本語にはない言葉なので、そのまま読んでいるだけです。

 でも、漢字だけでなんとなく意味は分かりませんか?

 通調水道とは、体内の水分の通りを調節しているといういみです。人体に必要な水分を運んだり、余分な水分を排出したりするのを肺がつかさどっているのです。

 例えば、摂りすぎた水分を汗として皮膚から排出したり、尿を腎臓や膀胱に運んだりするのに肺が大きく関わっているのです。

 肺と皮膚は密接な関係があります。(ブログ47参照)
 呼吸は肺だけではなく、皮膚でも行われていますね。毛穴を開いて呼吸するのと、同時に水分を巡らせるのです。

 ストローに水をいれて、上の穴を指で塞ぐと、水は落ちませんね?
 その指を放すと水が流れ落ちます。その理屈と同じで、毛穴を開くことで、上半身の溜まった水分が腎臓や膀胱に集められるのです。

 肺の機能は水分の代謝にとても深く関わっています。
 適度な水分は必要ですが、摂り過ぎは心臓や肺の負担になり、バテたり体力を極端に消耗するので注意が必要です。

 “1日何リットル飲まなきゃ”と頭で考えるのではなく、身体の声を聞くのが大切です。
 渇きを感じるなら適度に補給し、汗が出過ぎたり、バテたりするようなら摂取を控えましょう。

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