脂肪について

  • 2016年10月21日

 今回は脂肪についてお話します。

 脂肪の付き過ぎで悩んでいる方が多いですね(笑)
 脂肪の働きは、内臓の保護や体温の維持などです。

 脂肪は多くの食品に含まれています。
 肉や魚には動物性脂肪が、豆やゴマなどには植物性の脂肪が含まれていますね。
 大豆やゴマから絞った油がサラダ油、ゴマ油となります。美味しいと言われるもののほとんどが油ものです。

 霜降り肉とかトロとか、高級で美味とされるものは脂肪がたっぷりですね。
 野菜料理も、煮物やお浸しよりも、揚げ物や炒め物の方が好まれるように思います。

 摂取された脂肪は、そのまま脂肪として体内に蓄積します。
 取り過ぎた糖分も脂肪に変換されて、内臓やお腹まわりに蓄えられます。
 しかし、これにも限度があります。

 取り過ぎた脂肪が様々な病気の原因になることは、もはや説明不要です。
 これは、動物性脂肪であろうと、植物性脂肪であろうと同じです。
 紅花油や魚の油がコレステロールを下げるなどの情報をうのみにして、必要以上にとることはとってもナンセンスです。
 良い部分ばかりがクローズアップされ、過ぎることの害に関する情報はほとんど出てきません。メーカーは売れないと困りますからね…(苦笑)

 脂肪の理想的な取り方は、食品に含まれた形で摂取することです。
 つまり、ゴマや大豆をそのまま食べれば充分な量の脂肪が取れます。

 私も忙しさにかまけて、食生活を乱すことがあります。
 コンビニや出来あいのもので済ますと、どうしても野菜不足で、炭水化物や脂肪過多の食事になり、お腹周りがゆるんできます。

 若いころは、代謝力があったせいか、多少の油物を取ってもすぐに消費できました。
 しかし、40歳を過ぎてから、気がゆるむとすぐに脂肪が付き始めます。

 年齢とともに代謝力は確実に落ちます。それに伴って、食事の量や内容を変えなければ、理想の体型や体質を維持出来ません。

 メタボリックという単語が一般的になってきましたが、お腹回りが膨らんで、ベルトの穴が一つずれると、10年寿命が縮むと言われているくらい危険な方向です。

 気をつけましょう。

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