タンパク質について…その①

  • 2016年07月20日

 今回はたんぱく質についてお話ししたいと思います。
 たんぱく質は主に、肉、魚、卵などの動物性のものと、大豆や豆腐などの植物性たんぱく質があります。豆類ですね。

 肉や魚を食べないと、スタミナがつかないと思い込んでいる人がいます。
 そもそもスタミナとはいったいなんでしょうか。

 仮に、スタミナとは“朝から晩まで一日中働いても、まったく疲れを感じないくらいの体力”と定義しましょう。
 私の経験では、お昼にお肉たっぷりのスタミナ定食なんて食べると、その後だるくて動きたくなくなります。眠たくなる人もいるのではないでしょうか。

 肉や魚などの動物性たんぱく質は、消化吸収にとてもエネルギーを使います。
 上の定義で言えば、かえってスタミナがなくなる道理です。

 それに対して、穀物と野菜を中心に、空腹を除く程度の量を良く噛んで味わって食べると、消化吸収にそれほどエネルギーを使うことなく、スムーズに仕事に移行できます。

 場合によっては、何も食べない方が動けたりします。
 みなさんも経験があるでしょう?

 お昼を食べる時間もないほど忙しく働いたとき、夢中になって食べることなど忘れてしまうほど、よく集中して動いているのです。
 反対に、家で何かを食べながらダラダラ過ごしている時は、だるくて動くのがおっくうではないですか?

 食べ物の消化吸収は、我々が考えている以上にエネルギーを消耗します。
 皮肉なことに、スタミナや栄養をつけようと必要以上に食べると、かえってスタミナを消耗してしまう結果になるのですね。

 特にたんぱく質は、他の栄養素に比べて、消化吸収、そして代謝にとてもエネルギーが必要なのです。
 次回はこのことについてもう少し掘り下げてみましょう。

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